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- 障害年金全般
- これまでにいただいたご相談の内容
- 「高校を中退して自宅に引きこもり、 しばらくの間、医療機関を受診せずにいた、 30代息子を持つ母親から」
高校を中退して自宅に引きこもり、しばらくの間、医療機関を受診せずにいた、30代息子を持つ母親から
初診を受けていなかったうつ病の30代男性。
高校で引きこもりとなって中退。
その後も自宅へ引きこもっていたことで、本人が19歳の時、心配した母親が県精神保健福祉センターを紹介され、月1回約1年間、相談に行くが、効果はないままだった。
その後、自立支援施設に入所させたりしたが回復は見られず、パートで就職するも入・退社を繰り返してきた。
30代になって自殺未遂があり、精神科受診し、うつ病と診断。
保険料納付済期間は、2年ほどの厚生年金被保険者期間と、国民年金の1年6か月の納付実績のみ。
「他の社労士事務所でも初診日証明が取れないから無理だと言われたが、息子は障害年金をもらえないのでしょうか?」
・初診日が20歳前ということで、保険料納付要件は問われない。
・主治医の診断書により障害等級が2級以上と確認できることが必要。
・初診日の証明が取得できれば、申請することは可能。
他の社労士からも言われたように、初診日証明が取得できないと、原則として障害年金の申請はできない。
ただし、初診日証明が取得できないことについて、合理的な理由や、医療機関に代わる客観的に病態にあったことを明らかにできるものがあれば、申請できる可能性はある。
が、障害等級については2級以上であることが、障害基礎年金の申請には必要。