-
- 障害年金全般
- これまでにいただいたご相談の内容
- 「20歳前に統合失調症と診断、 15年後にうつ病になった30代女性から」
20歳前に統合失調症と診断、15年後に双極性障害になった30代女性から
19歳の時に統合失調症と診断され半年ほど治療を受け、症状が治まったので通院も服薬も中断。
それから15年経過し、職場の人間関係が原因で双極性障害を発症。
休職して傷病手当金を受給し、治療を継続していらが、復帰できず退職。
「現在は無職で、双極性障害と診断されています。
統合失調症ではないと言われています。
この場合、19歳の時を初診として障害基礎年金の申請になりますか?
それとも双極性障害を発症したときを初診として障害厚生年金の申請になりますか?」
本来の初診日は19歳の時。
が、15年間受診していない期間があるため、社会的治癒を主張することで、双極性障害を発症した時を初診として障害厚生年金の申請ができる可能性もあり。
双極性障害
躁鬱病とも呼ばれる、うつ病とは全く異なる病気。
認定基準は気分障害(感情障害)でうつ病と同じ。
社会的治癒とは
社会的治癒とは、医療を行う必要がなくなり社会復帰して、無症状で医療を受けることなく相当期間(傷病にもよるが、約5年程度)経過している場合に、前の傷病と後の傷病を分けて取り扱う考え方。
以前に受診していたが、社会的に治癒しているため、後で受診した医療機関を初診日として主張すること。
社会的治癒については、請求人が主張し、保険者が認定するもの。
必ずしも認められるものではない。
15年間通院をしておらず、その間に就職をし結婚もして子供もいるとのことから、社会的治癒が認められる可能性も。
社会的治癒の主張、障害厚生年金の申請のご検討を勧める。