『他の社労士事務所に依頼し、不支給の通知があったうつ病の40代男性から』

うつ病歴5年の40台の男性から、ご相談がありました。

他の社労士事務所を通じて申請したところ、不支給の通知が届いた。

「どうすれば良いのでしょうか?」

他の社労士事務所から申請されたことから、受給要件は満たしていることを確認。

なぜ、「不支給の通知が届いたのか?」

この原因の特定を行うため、申請書の控えをお持ちになって、事務所にて面談を行うこととしました。

ところが、ご本人から「実は・・・」と、「申請する前のからずっと気になっていること」をお話しされました。



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1.うつ病により職場で配慮を受けている。

2.その配慮は配置転換のみ。

3.稼働日数は毎週5日以上、就労時間は1日7.5時間以上。夜勤もそのまま従事。

4.報酬の低下もなく、昇給さえある。(手取り約30万ほど)

5.20キロ以上ある通勤を何ら支障なく、自動車通勤できている。
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以上をお話しされたのは、ご本人も「本当にもらえるのか?」と半信半疑であったことからです。

私は、「認定基準に該当する要素があると全く感じることができない。」と即答しました。




『当事務所では、今回のようにあらかじめ要件を確認させていただき、「認定がもらえるだろう」と確信を持てたもののみ、お引き受けしています。

今回のケースは、最初からなぜその社労士がお引き受けしたのか、私にはわかりかねます。

当事務所は1日当たり5万円ほどの経費が必要。

また、依頼された際には22,000円の事務手数料をいただきます。




認定できないのにお引き受けした場合、当事務所も依頼された方も、結局、お金を損することになります。

だから、お互いのために、そうした場合、お引き受けいたしません。

新規申請の初回相談について、当事務所は無料としております。

その他については、相談料をいただいています。




だから、今回は面談を行うまでもありませんし、面談すれば費用をいただくこととなります。

さすれば、お金がもったいないです。

私も、長い間、障害年金をもらい、苦労しました。

働けずにいる方にとって、千円のお金も惜しむ気持ちもよく理解できます。




認定をもらえると確信を持てたもののみ、お引き受けして、全力で業務に当たる。

このことにより、お互いに無駄なお金を節約して、結果、認定率は100%となっています。




ならないのが良いでしょうが、もしも、今後悪化したり、また別の気にかかる病気などがあれば、お電話ください。

認定をもらえそうなら、申請をしましょうか?』




このようにお答えして、面談する予定は取り消しました。

できれば、障害年金のことで私に連絡がないことを、願う次第です。

2025/1/22