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- 『間質性肺炎の50歳代男性からのご相談』
『間質性肺炎の50歳代男性からのご相談』
間質性肺炎で現在、入院中の50代男性からご相談をいただきました。
『実は今、間質性肺炎で入院しています。
最初は大きな公立病院で、それから今の民間の病院へ移りました。
ずっと単身生活で、肺の具合が良くないことから、昨年早々に仕事を廃業しました。
年金はずっと国民年金加入で、滞納等はないと思います。
私は障害年金とかをもらえるのでしょうか?』
この方は、24時間酸素吸入をされています。
この場合、通常は障害等級は3級となります。
国民年金にずっとご加入ということですが、国民年金では障害基礎年金での申請となります。
このため、障害等級では2級以上であることが必要です。
ただ、この方は、
「やがて病院で居られなくなった際には、退院することになる。
そのとき、自宅でどうやって生活していけば良いのだろう・・」
とご不安のようでした。
そこで、私は、
1.自分自身がお世話になった障害福祉制度の利用をご説明。
2.ヘルパーさんの介助について市役所で相談すること。
3.障害年金よりも、帰宅後の生活の方を優先すること。
4.現在は3時過ぎで、市役所はまだ勤務時間であることから、今すぐに電話で相談されること。
とご提案しました。
その後、ご自宅で生活をされてみて、落ち着かれたら、また当事務所へご相談することをお勧めしました。
まずは、「ご自宅に帰ってから、きちんと生活できること」が最優先です。
障害年金はその後の、経済的不安を解消するためのものとなります。
「今後1年から先の生活を、どういう風に過ごされるだろうか?」
1.このことを主治医に判断していただき、診断書にその見解をご記入いただく。
2.そして、現在の日常生活のご様子を、いかにポイントを押さえて、病歴・就労等状況等申立書に記載する。
3.また、その記載事項に関して、客観的な証拠となる書類を用意する。
という、周到な準備が必要です。
相談者の方には、そうして落ち着かれたら、またご連絡くださいと、お話をした次第です。
