特別編

『「障害年金請求の“つまずきポイント”と成功の秘訣 ~現場の声から学ぶ」~ここが肝心!🙋~』

前回は、『「障害年金の不支給急増と審査体制の変遷~当事者の声を活かした制度へ」~ここが肝心!🙋』について、お話ししました。😄

今回は、『「障害年金請求の“つまずきポイント”と成功の秘訣 ~現場の声から学ぶ~」~ここが肝心!🙋~』について、お話しします🙇。

みなさん、こんにちは。

私は、徳島障害年金サポートセンターで障害年金サポーターをしている、楠 昇と申します。

「自らが病気で障害年金をもらった社労士が、あなたの障害年金のお悩みを解決」をうたい文句とし、本業の障害年金専門社労士として、またNPO法人の代表として、現在、活動中です。

あらためて、みなさん、こんにちは。

ライトハウス社会保険労務士事務所 徳島障害年金サポートセンターの楠です。



障害年金の請求は、人生の大きな転機となる大切な手続きです。

しかし、実際に申請を進める中で「どこでつまずくのか分からない」「何から準備すればいいのか不安」という声を多くいただきます。



今回は、現場でよくご相談いただく“つまずきポイント”と、それを乗り越えるための成功の秘訣を、実際の事例も交えてお伝えします。

1. 初診日の証明ができない・難しい

障害年金請求の最初の壁は「初診日」の証明です。

初診日とは、障害の原因となった病気やけがで初めて医療機関を受診した日です。

この日を証明できないと、申請自体が認められない場合もあります。



●よくあるお悩み

・「昔すぎてカルテが残っていない」

・「病院が廃院してしまった」

・「転院を繰り返していて、どこが初診か分からない」



☆解決のヒント

・健康保険証の記載、他院の紹介状、診療明細、家族の証言など、あらゆる資料を集めて証明につなげます。

・実際、10年以上前の初診日を、保険証の履歴や家族の証言書を組み合わせて認められたケースもありました。

2. 診断書の内容と実際の症状・生活状況のズレ

診断書は審査の最重要書類ですが、医師が実態を十分に把握していない場合や、必要な情報が抜けている場合があります。



●よくあるお悩み

・「診断書に生活の困難さが反映されていない」

・「医師にうまく症状を伝えられなかった」



☆解決のヒント

・事前に自分の症状や日常生活で困っていることをメモにまとめ、診断書作成時に医師にしっかり伝えましょう。

・例えば「一人で買い物に行けない」「服薬管理ができない」など、具体的な困難さを伝えることが大切です。

3. 病歴・就労状況等申立書の書き方が分からない

申立書は、ご自身の病歴や生活状況を伝える大切な書類ですが、「何を書けばいいのか分からない」「抽象的な表現になってしまう」と悩む方が多いです。



●よくあるお悩み

・「どこまで詳しく書けばいいの?」

・「自分の苦労をうまく言葉にできない」



☆解決のヒント

・日常生活で困っていることを、できるだけ具体的に書きましょう。

・例えば「朝起きるのに家族の助けが必要」「通院以外は外出できない」など、実際のエピソードを交えると伝わりやすくなります。

・申立書と診断書の内容が食い違わないよう、整合性にも注意が必要です。

4.成功の秘訣 ~ここが肝心!~

・医師との連携を大切に:診断書作成前に症状や困難さを整理し、医師にしっかり伝える。

・書類の整合性を確認:診断書と申立書の内容が矛盾しないよう、何度も見直す。

・証拠書類はできるだけ多く集める:初診日や生活状況の裏付けとなる資料を幅広く用意する。

・最新のガイドラインをチェック:審査基準や必要書類が変わることがあるので、最新情報を確認する。

5. 実際の相談事例

あるご相談者様は、初診日が20年以上前で、病院も廃院していました。

ご家族の証言書や健康保険証の履歴、当時の診療明細を粘り強く集め、最終的に初診日が認められ、無事に障害年金の受給につながりました。

また、別の方は診断書に生活の困難さが反映されていませんでしたが、申立書で具体的なエピソードを詳細に記載し、医師にも再度相談したことで、審査側に実態が伝わり、支給決定となりました。

6.まとめ

障害年金請求の“つまずきポイント”は誰にでも起こりうるものです。

しかし、早めに専門家へ相談し、正しい準備を進めることで、乗り越えることができます。



「一人で悩まず、まずはご相談を」

徳島障害年金サポートセンターでは、みなさまの不安や疑問に寄り添い、全力でサポートいたします。

お困りのことがあれば、どうぞお気軽にご相談ください。



※ただし、新規の申請の場合の初回相談以外は、全て有料となります(1時間程度:税込11,000円、申込時にお支払い)

最後になりますが、

私は、「県庁時代における障害福祉業務に従事した経験、また我が子のために障害者団体の役員に従事した体験」から、

私と同じく、障害や難病を抱えるみなさん、あるいは、かつての私と同様に、障害を抱える子供さんをお持ちの、お父さんお母さんのお力になれればと存じます。



また、私は、「仕事や家庭等を失っても、また社会復帰することができること」、あるいは、「難病や障害を抱えていても、こうして働くことができること」を、

自分自身の姿を見せることで理解していただき、現在、障害や難病でお悩みのみなさんにも、どうか諦めずに頑張っていただければと存じます。

以上、『「障害年金請求の“つまずきポイント”と成功の秘訣 ~現場の声から学ぶ~」~ここが肝心!🙋~』ついてでした。🙇

それではみなさま、来週また月曜日にお会いしましょう。🙋

『一緒に一歩ずつ進んでいきましょう』
~「悩むことよりも行動すること」をお勧めします~
2025年6月9日