特別編

『「依頼者から届いた感謝のお手紙と、社労士の想い」~ここが肝心!🙋~』

「障害年金受給までの体験談―感謝の気持ちを込めて」

みなさん、こんにちは。

私は、徳島障害年金サポートセンターで障害年金サポーターをしている、楠 昇と申します。

「自らが病気で障害年金をもらった社労士が、あなたの障害年金のお悩みを解決」をうたい文句とし、本業の障害年金専門社労士として、またNPO法人の代表として、現在、活動中です。

あらためて、みなさん、こんにちは。

徳島障害年金サポートセンターの楠 昇です。



前回は、「徳島県の障害年金認定率の変化」について、現場の声とデータを交えてお伝えしました。

今回は、「依頼者から届いた感謝のお手紙と、社労士の想い」について、お伝えします。

ご本人のご了承をいただき、感謝のお手紙の一部をご紹介します。

楠先生へ

この度は、楠先生には丁寧かつ迅速なご対応をいただき心から感謝申し上げます。

私が相談した1型糖尿病は膵臓の機能低下からなる病気ですが、誤解や偏見もある病気だと長年、感じて生きてきました。

そんな中、初めて楠先生にご相談に伺い、先生のお人柄、優しく親身にお聞きくださり、気持ちを理解していただきました。

先生の優しいお声がけに、自分の30年間の闘病生活を涙ながらお話ししたことを覚えています。

相談しても、どこからも誰からも教えてもらえず、知らない方も多いのではと思います。

闘病生活で苦しんでいる方の味方になってくださる先生でした。

一言では言い尽くせないのですが、大変お世話になりました。

長い期間、ありがとうございました。

1.依頼者の歩みと障害年金申請の現実

・依頼者は19歳で1型糖尿病を発症し、スポーツ選手の夢を諦めざるを得ませんでした。

・インスリン注射を続けながらも血糖値の乱高下に悩まされ、働くことも難しい日々が続きました。

・障害年金の認定基準が改正され、厚生労働省のリーフレットをきっかけに申請を決意。

・しかし、年金事務所では「糖尿病は合併症がなければ認定は無理」と冷たい言葉をかけられ、初診日の証明や診断書取得にも大変なご苦労がありました。

・30年近い年月が経ち、カルテの保存期間切れや病院側の対応など、数々の壁に直面しました。

2.社労士として寄り添ったサポート

・依頼者の苦労や不安に寄り添いながら、初診日の証明や診断書作成を一つひとつクリア。

・書類郵送時のトラブルや、提出期限ギリギリのやりとりなど、最後まで気の抜けない申請手続きでした。

・それでも諦めず、依頼者と二人三脚で進めた結果、無事に3級の認定を受けることができました。

3.社労士として伝えたいこと

・障害年金の申請は、単なる書類作成や手続きの代行ではありません。

・依頼者の人生や想いに寄り添い、「誰もわかってくれなかった」苦しみや孤独に、少しでも寄り添える存在でありたいと考えています。

・障害年金の意義や、そこに込められた依頼者の気持ちを、今後も大切にしていきたいと思います。

ご相談や申請でお困りの方は、どうぞ一人で悩まずご相談ください。

最後になりますが、

私は、「県庁時代における障害福祉業務に従事した経験、また我が子のために障害者団体の役員に従事した体験」から、

私と同じく、障害や難病を抱えるみなさん、あるいは、かつての私と同様に、障害を抱える子供さんをお持ちの、お父さんお母さんのお力になれればと存じます。



また、私は、「仕事や家庭等を失っても、また社会復帰することができること」、あるいは、「難病や障害を抱えていても、こうして働くことができること」を、

自分自身の姿を見せることで理解していただき、現在、障害や難病でお悩みのみなさんにも、どうか諦めずに頑張っていただければと存じます。

以上、『「依頼者から届いた感謝のお手紙と、社労士の想い」~ここが肝心!🙋~』についてでした。🙇

それではみなさま、来週また月曜日にお会いしましょう。🙋

2025年7月14日