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- これまでにあったご相談の記録
- 「糖尿病から40年以上、人工透析することとなった60代男性」
糖尿病から40年以上、
人工透析することとなった60代男性から
糖尿病から人工透析することとなった60代の男性。
会社の健康診断で指摘を受け、40年前に大阪の個人病院にて糖尿病の診断。
以後、徳島県に移り住むもあちこちを転々。
職場も同じく。
厚生年金と国民年金がランダムに存在。
「人口透析を始めたんですが、初診日は約40年前になります。申請できるんでしょうか?」
糖尿病は国民病と言われるほど我が国では多くの方が罹病される病気。
酷くなると人工透析が必要となることも。
余談ながら、人工透析は公費負担によって手続きすることで、月1万円(人によっては2万円)程度になる。
ほぼ20歳の頃、会社の健康診断から受診して糖尿病と診断。
昨年12月から透析開始ということで、初診日から1年6月以上となることから、まず一つの障害認定日は12月の人口透析開始日。
人口透析によるものは原則として2級。
これを事後重症請求することに。
糖尿病は徐々に悪化し、それもこれほど長い方は急に悪くなるケースが多い。
そのため、初診日の確認がとても困難となることが多々ある。
ここで、初診日はまだ厚生年金加入中であることから、障害厚生年金での申請となる。
が、その前には初診日のことをまず確認が必要とお伝えすることに。
ここで、もし、どうしても初診日の証明が取れなければ、申請できないこととなる。
こうした場合には、他の日を初診日とできないかどうか、主治医にお伺いしてみることも必要かも。
また、合併症のこともお尋ねする必要がある。
合併症があり、2級以上の障害等級に該当するようであれば、合わせて併合認定することで、1級にできる可能性がある。
糖尿病で人工透析になった方の初診日はずいぶん古いことがあるらしいが、40年からとなるのは初めて。
正直驚いた!
採算は取れないかもしれないのを覚悟して、他には頼めるところがないということでお引き受け。
但し、実費は別途いただくことに。
これだけ頼られるのは男冥利と思うから。