躁鬱病の20代の娘をもつ父親から

躁鬱病の20代の女性の父親からご連絡。

夫婦と当事者である娘さん、家族3人で面談。



大学卒業してから自分の散財する性格に気づかれてクリニックを受診し、躁鬱病と診断。

良くなったと感じたこと、就職活動に嫌気がさして近県に引っ越し、単身生活を送りながらキツいサービス業に従事。

この間も地元のクリニックを受診。



ストレスから悪化させて、徳島のご両親の元へ舞い戻って、現在また通院を。

散財が極めて激しいため、通帳、カードごと,母親に渡して必要時に1000円程度もらう生活を。

1年余り家に引きこもり、外出はほとんどない。

ときどき、死にたくなることも。


喜怒哀楽が激しいことが面談してうかがえた。

「1年少し前に父が自分で申請しましたが、通りませんでした。お願いできるでしょうか?」

症状等から障害基礎年金2級がうかがえると判断し、再申請を勧めた。

途中で娘さん本人から父が契約しようとしたのを、躊躇する発言。

その場は父親が「契約します。自分ではもう無理。持ち帰り契約書は郵送し、事務手数料はすぐ振り込みます。進めてください。」と言われて、業務に取りかかる。


が、その数日後に父親より「保留にしたい」とまた連絡があり、とりあえず白紙に戻した。

おそらく、娘本人の感情の起伏が大きく、家庭内でなだめることができなかったと拝察した。

面談の最中に、チック症状など母親にストレス症状がうかがえたことから、ご両親のご苦労がしのばれ、現在も気にかかっている。

2024/1/1