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- これまでにあったご相談の記録
- 「普通に歩行することが困難である脊髄小脳変性症の方から」
普通に歩行がすることが困難である脊髄小脳変性症の方から
5年位前から、歩こうとすると足がくにゃくにゃとなって歩けないという症状が出現。
病院に行ったところ脊髄小脳変性症との診断。
現在、家の中では伝い歩きか杖、屋外では杖か歩行器がなければ歩けない。
「障害年金をもらうことはできるのでしょうか?」
脊髄小脳変性症や多発性硬化症などの病気の症状を失調性麻痺といい、各神経が筋肉などへの指示を適切に連携して行うことができないために、スムーズな動きができない等の麻痺の状態が見られる。
肢体の障害での認定となる。
肢体の障害の認定については、関節可動域の制限や筋力の低下度合いが重要な判断要素になるケースが多い。
が、失調性麻痺の場合には関節可動域は勿論筋力にもそれほどの異常が見られないケースが多く見られる。
このようなことで、日常生活における動作でできないことを正確に医師に伝え、診断書上に反映されることが必要。
また、平衡機能(眼をつぶって立ち続ける、眼を開けて10メートルまっすぐ歩く)についても、チェックを入れていただくことが大切となる。
これらのことに注意した上で、障害等級、その他の要件を満たせば、請求可能。