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- これまでにあったご相談の記録
- 「心臓弁膜症で人工弁の手術した70歳の方から」
心臓弁膜症で人工弁の手術した70歳の方から
70歳男性。
彼は独身で厚生年金を30年余かけて、今は年金生活。
最近、心臓弁膜症で人工弁の手術をすることに。
「障害年金はもらえるんでしょうか?」
1.人工弁を装着した場合の障害年金
人工弁を装着したものは、原則として3級と認定。
が、障害年金は、原則として65歳の誕生日の前々日までに申請する必要がある。
例外として、65歳以降でも申請できる場合は以下に限定。
2.65歳以降でも障害年金を申請できる場合
(1)初診日が、65歳の前々日までにあり、障害認定日の障害状態が障害等級に該当している場合
(2)前発傷病と後発傷病を併せて、65歳前に「はじめて2級」となった場合
(3)初診日において国民年金の任意加入者であった場合
(4)初診日において厚生年金加入中であった場合
上記(1)のとおり、65歳の前から障害の状態であれば65歳を過ぎてからでも申請可能。
ただし、申請するためには遡及請求が必要。
※遡及請求とは
遡及請求とは、障害認定日に障害等級に該当しているが、知らなかったなどの理由で、障害認定日から1年以上経過して請求するものです。
障害認定日から3か月以内の診断書を取得することができれば、遡及請求を行うことができます。