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私は当事務所で社会保険労務士をしております、楠 昇と申します。
まず、私は26年以上もうつ病で苦しんできました。
「みんなを私と同じ目に遭って欲しくない」
そう思い、社労士を志しました。
うつ病を患ってからわかったことは、世の中で言われているような相談窓口はありませんでした。
力づけてくれようとしても行政等も限界がありますし、県庁生活からそのことも十分わかっているつもりです。
ただ、自分がそういう立場に置かれてみてこのことに気付いたときに、強い絶望感でいっぱいになりました。
頼るべき身寄りの無い私にとっては正にどん底を味わった気持ちでした。
それから10年以上の間、さらに難病を併発して毎日を一人で生活することとなり、本当に辛く厳しいものでした。
毎日目が覚めると、「今日1日だけでも頑張って生きてみよう」と朝ご飯を泣きながら食べる日々が続きました。
そうしながら今日までほんの少しずつですが、心身ともに病気が良くなっていきました。
私はそれまで気にとめたことがなかった、カタツムリが好きになりました。
懸命に前に進んで行くその姿に、自分自身の姿と重ねて見ていたのです。
あるとき、社労士の方が講師をする「うつ病の患者やその家族に向けたセミナー」をDVDにて見ていたときでした。
「私はこの社労士さんが言われているうつ病の患者の症状や生活状況が全てわかる!」
非常に理解することが難しいとセミナーの講師が言われているうつ病の症状等が私には全て理解することができたのです。
それは、私の自分自身が体験したことだったからです。
このとき初めて私は、「うつ病の障害年金申請代行業務をすることで、うつ病で苦しんでいる方のお役に立てるかも」と気付きました。
様々な心ない人たちの誹謗中傷にさらされながらも、ようやく「自分にも居場所がある。生きていても許されるんだ。」と思えてきたのでした。
ただ、心の中ではとても大きな葛藤がありました。
うつ病で失ってきたものが多くて、また重くて、思い出すのがとても辛かったからです。
「もしも元気を取り戻してきて社労士になっても、どうしても障害年金だけは」と躊躇していました。
それでも、開業して数ヶ月が経ってようやく心の整理ができました。
そして始めたのが『うつ病専科』という、うつ病に特化した障害年金申請代行サービスです。
私はうつ病で夢も希望も何もかも失いました。
それでも歩き続けたおかげで、また夢を見ることができるようになりました。
夢に向けて前へ歩き続けることで、私は希望をまた持てるようになりました。
だから、私は、みなさまにも『今は希望が見えないような状況でも決して諦めず、躓いたのなら少しだけ休憩してからまた立ち上がり、気を取り直して歩き続けること』をお勧めいたします。
今はそう思えないかもしれませんが、いつの日か、きっと希望もまた見つかるはずですから。
私はそういううつ病に苦しんでいるみなさまを応援いたします。
『ライトハウス=灯台』
私はうつ病で悩むみなさまの、希望を見つけるまでの道しるべ、『灯台の灯り』になりたい。
そう思い、事務所名を名付けました。
目標というようなものではありません。
ただ、言葉もなく、遙か遠くに見えるかすかな『灯台の灯り』。
目に入る単なる目印の一つに過ぎません。
ただ、今のこの時期だけはその灯りの存在もありがたいものだと、私は長い間のうつ病でのつきあいから感じました。
それほど切羽詰まった状況であることが、今苦しんでいるみなさまにはきっとおわかりいただけるでしょう。
いつかは忘れるはずのものです。
けれども、私は早くそうなっていてだければと思っております。
みなさまにもそう思っていただき、希望探しの旅を続けるみなさまの一つの道しるべとしてはいかがでしょうか。
令和5年1月 ライトハウス社会保険労務士事務所 楠 昇