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私は弊所にて社会保険労務士をしております、楠 昇と申します。
まず、私は26年以上もうつ病で苦しんできました。
「みんなが私と同じ目に遭って欲しくない」
私はそう思い、社労士を志しました。
■動機
あるとき、社労士の方が講師をする「うつ病の患者やその家族に向けたセミナー」をDVDにて見ていたときでした。
「私はこの社労士さんが言われているうつ病の患者の症状や生活状況が全てわかる!」
非常に理解することが難しいとセミナーの講師が言われているうつ病の症状等が私には全て理解することができたのです。
それは、私の自分自身が体験したことだったからです。
このとき初めて私は、「うつ病の障害年金申請代行業務をすることで、うつ病で苦しんでいる方のお役に立てるかも」と気付きました。
ようやく「自分にも居場所がある。生きていても良いんだ」と思えてきたのでした。
■取り組み開始
開業して数ヶ月が経って、ようやく心身ともに落ち着いてきました。
そのため、12月より業務内容の見直しの検討を開始。
翌令和5年1月より、本来の目的であった「うつ病対策」、「自殺防止対策」の観点から、うつ病を含めた「障害年金の申請代行業務」を開始しました。
特に、長い間のうつ病での療養体験から「うつ病の痛みがわかる社労士」とし、「うつ病のことでは誰よりも詳しい社労士」と自負。
『うつ病専科』という登録商標を取得しました。
『うつ病専科』は政府の掲げている「うつ病対策」や「自殺防止対策」のことも踏まえ、今後もっと方向性を広げられればと考えております。
■なかなか理解が難しいうつ病
私は、うつ病で苦しんできて、またつらい思いもしましたが、その分、他の社労士さんよりはよく理解できるものと自負しております。
その理由は、心情だけではなく、障害年金の申請に最も重要となる、「病気の症状、日常生活の動向、障害福祉のサービスの内容等」について、自分自身の体験を振り返ることで患者のみなさまのことが理解できるからです。
相談に来られる方は、家族にも理解されにくいことで、人には言えぬご苦労をされていることと存じます。
そのため、「わかってもらえるだろうか?」と私がずっと不安に感じていたことを、みなさんはもう思われる必要はないのです。
■諦めずに歩き続けること
私はうつ病で夢も希望も何もかも失いました。
それでも歩き続けたおかげで、私は希望もまた持てるようになりました。
だから、私は、みなさまにも同じようになっていただきたいと思います。
すぐに立ち上がる必要はありません。
ゆっくり休憩してからでも良いのです。
今はそう思えないかもしれませんが、いつの日か、きっと希望もまた見つかるはずですから。
私は同じうつ病に苦しんでいるみなさまを応援していきたいのです。
■言葉で励ますのではなく、患者ご自身で気付くことが大切!
私は、今なお病気の治療を続けながら、こうして社労士として働いています。
働くことにもちろん制限は付いていますが、それでもほんのわずかではありますが、知り合った数名の社労士会の役員さんの、私に対するお心遣いは感じ取ることができます。
そういう私の姿を見て、うつ病を患う方が『他人から言葉で励まされるのではなく、自ら気づき頑張ろうと思えるようになれば』と、私は願っております。
令和5年1月 ライトハウス社会保険労務士事務所 楠 昇